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前編はこちら 夕張ちゃんアブノーマル! 後編 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「そうか。夕張はまだ、潮を噴くくらいじゃ足りないか」 って言いながら、ヒザに座ったあたしの太股のあいだに、また提督の手が入ってくる。 それを感じて脚を開くときって、ああ。またあたし気持ちよくさせられちゃうって思えて、背筋が震えちゃう。 でも今度は、あたしも提督のおちんちんにイヤらしいことしてあげたいの。 だって、あたしが遠征から戻るまで三日も溜めてくれたんだから、たっぷり射精させてあげたいし。 そう思ったらあたしの指は自然に、パンパンに張った提督のスラックスのジッパーを下ろして、 苦しそうなおちんちんを出してあげるんだけど、下着の中から硬く反ったおちんちんがブルンッて出るともう、 なんて言うのかな。あたしのおまんこもお尻も、全身の穴が急にトロッとしだすの。 もう条件反射よね。提督のおちんちんを見ただけでもうこれ欲しいって、頭の中そればっかりになっちゃう。 「夕張、また濡れてきてるぞ。俺のチンポを見ただけでこれか?」 耳の穴を舐められながらこんなふうに言われて、あたしの体のエッチなギアが、また上がってくる。 あたしも提督のおちんちんにいっぱいご奉仕したいのに、これじゃまた、指だけでイカされちゃう。 だってもう提督の指、またあたしのおまんこにクチュクチュって出入りしてるんだもん。 「あっだめ、もう指、だめぇ。あっああっやだっ……ああっ……はい、夕張は……おチンポをみ、見るだけで……」 「見るだけで、どうなんだ?」 「いあっひッ! そこ、こすっちゃダメ、だめぇ……イクの、そこすぐイクからぁっ」 さっきからものの十分もたたないうちに指を入れられて腰をうねらせて、またイキそうになるあたしの体って、ほんとにエッチ。 「あっや、いっ。いっ、イクのいや、いやっ……おちんちん、気持ちよくさせたいのにぃ……」 提督のおちんちんはもう、透明なおつゆがさきっちょからいっぱい出てきて。 あたしがしごくたびにニチャッニチャッって、泡立った粘り汁の音をさせてるの。それにおちんちん周りの男臭い匂いもすごくて、 きっとあたし、このおちんちんをフェラしながらクリオナニーしたら、何回イケるかわかんないかも。 「そうか。じゃあ、ここでもう一度イッたら、好きなだけしゃぶらせてやるからな」 「いっ、は……い、いやっ。いやぁ、そんなのいっ、意地悪ぅ……あっ! あっああんっまたイッ、あふっ。んっんんっ、んーっ!」 二本に増えた指で、すごい速さで気持ちいいところをこすられて、あたしまた簡単にイかされちゃった。 また、潮噴いちゃったかな。ちょっと心配。でもキスされながらイクのってものすごく気持ちいいの。 あたしのおまんこが勝手にくにゅくにゅ動いて、提督の指に吸い付くのがわかるくらい。 「いい子だな、夕張。本当にお前はスケベで、いい子だ」 イッたあとの震えがおさまらなくて、ヒザの上で放心したあたしを抱いて、 提督が髪を撫でたりキスしてくれる。イッてすぐで感じやすいから、これだけでもちょっと声が出て、ピクピクしちゃう。 ああん……もう今夜二回もイカされて、あたしどうなっちゃうの。 「さて、これ以上ここにいちゃ、お前が風邪をひくな。風呂に行くぞ」 「……あ。はい。って提督、なにを……きゃあっ!?」 提督が急にあたしの身体をぐわっと抱き上げて立つから、あたしびっくりして提督の首にしがみついちゃった。 いわゆるお姫様だっこの形。これって、女の子としてはけっこう嬉しいの。 そのまま提督はあたしを抱いて、執務室から提督のお部屋につながるドアを開けて、ずんずんお風呂に直行。 脱衣所で床に下ろしてもらったあたしは、何も言われなくても、提督が脱ぐのをお手伝い。 上着のボタンを外して脱がして、シャツのボタンを外して脱がして。 もちろんその間も、おたがいの股間を軽く触りあってるから、お手伝いは片手でしてるんだけど。 シャツを脱いだ提督の身体は胸板もけっこう厚くて、かなりたくましいの。腕もしっかり筋肉が付いてて、 だからあたしをお姫様だっこするのも軽々してくれるし、セックスもたくさんしてくれる。 「提督……また、キスマーク……つけていいですか?」 「いいぞ」 裸になった提督の胸に抱きついて、チュッチュってあいさつみたいなキスをして、 チュ~~~ッて強く吸ってあげると、キスの赤い印が浮き出す。 それを3つも4つもつけて、提督はあたしのっ! って自己主張。できたら「ゆうばり」って書いときたいぐらい。 それが終わったら提督と浴室に入って、やっとあたしがご奉仕してあげる番。 あったかい湯気でいっぱいな、ひのき風呂の床にヒザ立ちになって、勃ちっぱなしのおチンポに舌をにゅるにゅる這わせて、 精子が詰まった玉袋を手で柔らかくほぐして、提督のこと上目づかいで見上げながら、おチンポをくわえちゃう。 「ああ……んぅ、提督。ゆうばり、いっふぁいご奉仕……ひまふね……あっふ、んっ……」 「く……ゆっくり味わうんだぞ、夕張。お前のかわいい顔を、よく見せてくれ」 「んふ。ふぁい、ゆうばりのフェラがお、見へくらふぁい……んっ、んぷっ……」 あん。やだこれ、すごい。提督のおちんちん、すごい匂い。 鼻から入ってくる男の匂いに頭の中まで犯されて、一日中でもおちんちんを舐めてたくなるの。 あたしは顔をゆっくり動かしてノドの奥まで深く入れたり、小刻みに浅いところでしゃぶったり、 熱いおちんちんが出入りするたびによだれをこぼしながら、イカせてもらったお返しって感じで、 じっくりと焦らしながら、おしゃぶりしてあげるの。 「夕張……いいぞ。んっ、おう……目も半目にとろけて、すごくスケベな顔だ」 「ここの……玉袋の裏の匂い、らいすきぃ……くるっひゃう……バカになっひゃいまふ……」 よだれでベットベトのおちんちんを手コキしながら、片手で玉袋をめくって、 袋を口にくわえて舌で転がしたり、裏のヒダヒダを味見してあげちゃう。そうすると、 だんだん玉袋がきゅーって上に締まってくるから、提督もイキたいんだなってわかるの。 そしたら、あたしも提督の弱いところ、どんどん責めちゃう。もう何十回もフェラチオしてるからツボは知ってるし。 「夕張、そろそろ……イきそうだが、どうする。飲みたいか? このまま入れて欲しいか?」 「あふぁ……飲むう……飲みたいれふ……ゆうばりのからだに、せいえひ染み込ませて……」 おちんちんの先の穴を舌でほじくって、指で軽く手コキしてあげるのが提督の好みなんだけど、 イクときは提督が腰を使って、あたしの口をおまんこみたいに使うのがお約束。 そうなったらあたしは頭を撫でられながらおちんちんをジュポジュポ吸って、 片手で乳首をつまんで、もう片手でクリをいじって、提督の射精をお待ちするの。 「おっ。く、うっ……夕張。イッ、くぞ……もう、イッ……おお……イッ、くうッ」 「んっ、んんんっ、んーっ、んっ、んっん、んんーっ」 あたしが唇でキュウウッって締めたおちんちんがグッと太くなるのと同時に、口の中に射精がくる。 提督の玉袋に三日も溜まってた精子さんたちが、どろっと熱くて生ぐさい汁にぎっしり詰まって、 あたしの口の中にビュルビュルビュル! って、壊れたポンプみたいに噴き出すの。 鼻から抜けるすごい匂いと、熟しちゃった精液のプリプリした舌ざわりを感じてるあたしは、 ちゃんと彼を気持ちよく射精させてあげられたことが嬉しくて、 首を反らせて震えてる提督の下半身をギュッて抱きしめてあげちゃう。 「よかったぞ、夕張……お前のフェラチオは、ほんとうに……気持ちいいぞ」 「んっ……ちゅぷっ。あふ……はっ、ふぁ……」 おちんちんを抜いてもらったあたしは提督を見上げて、精液を溜めたお口の中を見せてあげる。 下を向くとこぼれそうにたくさんの精液で満たされて、きっとすごくエッチな眺めなんだと思うけど、 まだ自分では見たことなくて。今度、提督に写真撮ってもらおうかな。 「三日も溜めてたから、濃いだろう? 飲んでいいぞ、夕張」 「んく、んくっ……ぷあぁ……はあ、はあ……すごく粘ってます。提督の精液……」 こんなに濃くって、精子さんたっぷりの精液。ほんとはあたしを妊娠させたくてたまらないはずだけど、 艦むすの体はふつうじゃないから、子作りできなくてごめんね。 でもそのかわり、おいしく飲んであげるから。でもこんなの飲んでたら、そのうち身体から精液の匂いがしそう。 「今度は、ふたりで気持ちよくなろう。いいな? 夕張」 「んちゅっ……ちゅっ。はい、提督。でもその前にちょっと……」 「どうした?」 「やっぱりちょっと冷えちゃったみたいでその……おトイレ」 「そうか。どっちだ?」 トイレが大か小かまで聞いてくるなんて、あたしといるときの提督って、これぐらい変態なの。 「ふふ、ちゅっ……ちゅっ。えっと……おしっこの、ほうです……」 「そうか。なら、ここでしてしまえ」 「えっ?」 「ここですればいい。まだそれは見たことないしな」 「そっそんな。おしっこ見たいなんて……あっ、提督おねがい。トイレに行かせて……」 あたしを後ろから抱いて、お風呂場の床に座り込んだ提督の手が、あたしの股間に伸びてくる。 そのまま指でクリを撫でられて、恥ずかしさで閉じてた脚もすぐ力が抜けて、ぱっくり開かれちゃった。 でも提督に見られながらおしっこなんて死ぬほど恥ずかしいから、あたし必死でおねがいしたの。 「だめ。んふぅッ、そこいじったらぁ……あっおねがい、おねがい。トイレにあっ。ああっ、あっ……」 「大丈夫だ。俺はこんなことで、お前を嫌ったりしないぞ。ほら、出せ」 「あっ、そんな……あっダメ。だめ。ゆるんじゃう。おしっこ出ちゃうの」 おしっこをガマンするのとクリトリスの皮をむかれる気持ちよさがグチャグチャになって、 あたしの腰が、メチャメチャにうねってる。腰の中にちがう生き物がいるみたい。 「だめっ……もうあたしイッ……おしっこしながらイッちゃう。もう、だめぇっ……ふあっ、ああっ……!」 おしっこの穴がゆるんだ瞬間、提督の手があたしの両脚を下から持ち上げて、Mの字に開く。 そうすると、小さい女の子が親に手伝ってもらうときみたいな姿勢になるでしょ? あたしそのまま提督の体にもたれて、イキながらおしっこしちゃった。 「あああっ……出てる。おしっこ、見られてる……」 あそこからビューって黄色いおしっこが噴き出てるあたしの体を、提督が強く抱いて、キスしてくれる。 それがすごく嬉しくて、なんかもう、提督とならどうなってもいいって思えちゃう。 おしっこの勢いが落ちて、最後のしずくがぴゅぴゅって出たあともキスは続いてて、 そのまま床に転がったあたしたちはシックスナインの体位になって、ペロペロ舐めあうの。 「提督の、またこんなに硬いです……あたしのおしっこ、見たからですか? はむっ、んぅふ……」 「んっ、おぅ……そうだ。夕張のここが、イヤらしすぎるんでな」 「んぷぁっ! 提督、もう指は……今度はおちんちん、おちんちん入れてぇ……」 「いいぞ。俺もそろそろたまらん。お前の好きな体位になってみろ」 「は、はい……」 そう言われたあたしは、立ってお風呂場の大きな鏡に片手をついて、提督に向かってお尻を向けるの。 もう片手の指をV字にしておまんこを拡げて、クイクイッて腰も振って、ドキドキしながらおねだり。 「あっ。ん……どうぞ提督……夕張のおマンコに、おちんちんを、ぶ、ブチ込んでください……」 あたしのあそこって割と後ろのほうに付いてるみたい。だから正常位とかよりバックのほうが挿れやすいし、 おちんちんが気持ちいいところに当たるの。それのこの体位でされると、 あたしって完全に提督のものなんだなって思えるから、いちばん好き。 「わかった。今夜の一発目は、後ろからしてやる」 「はい。たくさん、射精してくださいね……」 後ろに立った提督のおちんちんを軽く握ったあたしは、ぷっくり丸いおちんちんの先を自分で導いて、 せまいけど、しっかりトロけた入り口にそれを押し当てる。 「んっ、はぁっ……そのまま、挿れて……あっ、あぅ。あああっ。はいって、はいってくるぅ……」 提督はいつも、挿れるときはじわじわゆっくり、が好みなんだけど、 あたしも、おまんこが内側からおちんちんに押し拡げられて、息もできなくなる感じが大好き。 ゆっくり挿れられてくうちに体中の毛穴がぶわっと汗をかいて熱くなって、頭の中もまっしろになって、 イヤイヤって首を振って背中がのけぞって、エッチな声が出ちゃう。 「ふぁああっ。あんっあぁっ、おちんちん、気持ちいいっ……いいっ、あんっ。ああああっ」 「くっ……夕張、一気にいくぞ」 「えっ……んあッ! イッふあああぁんッ!!」 きっと、提督もガマンできなくなっちゃったんだと思う。 途中からいっきに入ってきたおちんちんの先が子宮口に思いっきりぶつかってきたから、 あたしもう脚がガクガクして立ってられないの。でもそこから提督が動きはじめてからが最高に気持ちよくて。 「あっあっ! あっふっんっ、あっ、あっ。あんだめえっあっ、あっあっあーっ!」 お風呂場の床に倒れちゃいそうなあたしをしっかり捕まえて、 提督が早く深く、浅くゆっくりおまんこを突いて、ぶっぶぷっぶぶっずぷっずぷって、エッチな音をたてるの。 あたしは舌を出してはっ、はってあえいで、脚を開いて、提督に突かれて体が揺れて、 気持ちよすぎておまんこからあふれた愛液を、床にぽたぽたこぼしてる。 もう何十回もセックスして、何千回もあたしの中に出入りしたはずなのに。 どうしておちんちんって、いつもこんなに気持ちいいのかな。 「んうっ、んーっ。んっ。ぷぁっ……気持ちいい、きもちいい、おまんこいいのぉ……」 背中や唇にキスされて、おっぱいを揉まれて、指でクリトリスをいじられて、 提督との気持ちいいセックスに夢中なあたしの顔や体が、目の前の鏡に映ってる。 あたしこんなにエッチな顔で、たくさん汗かいて腰を振ってるんだ。 でも、それは提督も同じみたい。彼もいっぱい汗かいて、荒い息をしながらあたしをメチャクチャにしてる。 その姿がすごく愛しくて、思わずあたしのおまんこがおちんちんを締め付けちゃう。 「んうっ。くっ……夕張、そろそろ、イクぞ。中に出すからな」 「ああん、だしてっ。夕張のおまんこで、いっぱいイッて……あっんあッあっあっ!」 スパートをかけた提督に合わせて、あたしは自分でクリをいじって、 あそこをキュッって締めて、おちんちんがこすれるようにして、一緒にイケるようにがんばっちゃう。 セックスでイクのは気持ちいいけど、やっぱり提督と一緒がいちばん気持ちいいから。 あたしの体もそれをわかってるみたいで、意識しなくても 「うあッ、あぅンっ。んっ、てっ提督、ていとく。ゆうばり、イキますッ。いひイっ……くぅ……」 「俺もイクぞ夕張っ……うっ、くあああっ!」 あたしと提督がつながってる部分から、ぶびゅっぢゅぱっぱんっぱんっぶぱっ、て音がしてる。 それがふっと収まって、最後のひと突きがお腹を突き破りそうにぶつかってきた瞬間、 あたしの子宮に、精液がびゅるびゅるびちゃびちゃってぶちまけられるのがわかる。 今夜はそれがいつもよりも長くって、ほんとに最後の一滴まであたしに注いでやるって感じだった。 「んあっ……ああんっ。あっ、あ……あついよぅ……提督の、精液ぃ……んむ。ちゅっ……」 「はあっ、はあ……夕張。ゆうばり……」 提督はあたしの体をおもいっきり強く抱きしめて、背中やほっぺにたくさんキスしてくれる。 二人でいっしょにイくセックスって、やっぱり最高ね。おたがいのこと、ほんとに好きって思えるから。 「提督、このままお風呂……入っちゃいません? いっぱい汗かいたし」 「そうだな。そうするか」 そこでやっと提督はおちんちんを抜いてくれるんだけど、 そのとたんにあたしの中から精液がドポッ、ってこぼれ出てきて。 床にボタボタ落ちるし太股にもトローッて流れるし。二回目なのにこんなにたくさん出るなんて、 やっぱり三日も溜めると、すごいんだ。 「あん。出ちゃってる……ねえ提督。三日分でこんなに出るなら、今度は一週間、溜めてみましょ?」 「それはどうかな。俺はガマンできるが、お前はガマンできるのか。オナニーも禁止だぞ?」 「……無理かも。ぜったい提督のこと、どっかで襲っちゃいます」 そのあとは二人でお湯を掛け合って汗を流してから、ぴったりくっついて湯船の中。 うーん。お風呂でセックスって、われながらいいアイデアかも。でも調子に乗ってると、いつかのぼせちゃうかも。 「ねえ提督。今夜は……これで終わりじゃないんでしょ?」 「まだだな。風呂のあとは、ベッドに行こう。お前が満足するまで抱いてやる」 「んっ。はい……あとで、洗いっこしたいです。夕張をきれいにして、ベッドでまた汚してください……」 「わかった。あとな……今ここで言うのもなんだが……お前にひとつ、連絡がある」 「ちゅっ。んふ、ちゅっ……なんですか?」 「一週間後、お前を艦隊任務から解いて、装備を解体する。退役だ」 「……えっ!? どうして……ですか? あたし」 「まあ待て、話を聞け。これは機密だから黙ってたんだが。お前は、解体された艦むすはどうなると思ってる?」 「消えてなくなって、鉄とか、油しか残らないんじゃ……」 「ちがう。鉄とか油は、解体された装備の残骸だ。艦むすの」 そう言って提督は、あたしの肩に手を置いて、話してくれた。 「艦むすの本体は、残るんだ。それも、ちゃんとした人間の体になって」 「……ほんとですか? それって、本当のことですか?」 「本当だ。今までに退役した艦むすたちは、みんな新しい戸籍と身分をもらって、 ここの外で暮らしてる。全国に散らばってはいるが、ふつうに学校に通ったり働いたりしているんだ」 すぐには信じられない話だけど、この話をされてるあたしは、すごく驚いた。 解体はいなくなること、死ぬことだと思ってたから。でも、なんでそれをみんなに教えないのかな。 教えればみんな、解体を怖がることもないのに。 そう思って言ったあたしに提督は、 「……自分から解体してくれと言う者が、出ないようにするためだ」 って答えてくれたけど、このひとことであたしは理解できた。 戦うことはこわい。自分はあした、大事なひとを残して沈むかもしれない。 そんなところから逃げ出したいと思う艦むすがいたら、解体は幸せに生きられる道だと思うはずだから。 「でも、あたしが抜けた対潜部隊はどうなるんですか? 軽巡隊はみんな優秀だけど」 「二日前、お前の同型艦が進水した。夕張二号、と言ったらいいか。とにかくお前のあとは、新しいお前に任せる」 「……そう、なんですか……」 「そうだ。だから夕張」 「あ、提督……」 湯船の中でいきなりあたしを抱きしめた提督が、耳元で言ってくれた。 「退役したら、俺と一緒に暮らそう。夫婦になって、子供を作ろう」 「……ほんとに? あたし、提督とずっと一緒に……いられるの……?」 「いてくれ。俺はもう、お前じゃないとだめなんだ」 「はいっ……はい……あたし、離れません。ていとくのそばに、そばに、います……」 うれし涙でくしゃくしゃになったあたしにキスして、抱きしめて、髪を撫でてくれる提督。 あたしも抱きしめ返して、キスに応えて。もうこれ以上にうれしい事ってあるの? ってきもち。 「ふふ……どうしよ。嬉しすぎて泣いちゃった。ねえ提督」 「なんだ、夕張」 「今と同じペースでセックスしてたら、あたしきっとすぐ妊娠しちゃいますよ?」 「そうかもな……う゛っ、おい。なんでそこでチンコを握る?」 「赤ちゃんできたらセックス、禁止なんですよ? そのあいだに、新しいあたしに浮気したら許さないんだから」 「いや……夕張型がみんな……お前みたいにド変態ってことはないと思うんだがな」 「ひどーい! あたしをこんなにしたのは提督なのにっ! 責任……あ。取ってくれるから、いいのかな……?」 あたしはこれからも、提督と二人で生きて、たくさんエッチして、幸せになると思う。 それがどうなるかわからないけど、きっとあたしたちは大丈夫。根拠はないけど、そんな気がするから。 あ、ちなみに言っておくとね。あたしたち、このお風呂のあとで三回もセックスしたの。 きっと、ケッコンのことですごく燃えちゃったのかな……。 その事とか、あたしの初めてのセックスのこととかも……教えてあげたいけど、それはまた今度、時間のあるときにね? 以上。兵装実験軽巡、夕張ちゃんでした。じゃあね。 完
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前回の話 『提督を信じてた僕が、とても馬鹿みたいだよ』 …………。 『あんなに提督を慕っていたのに、最低ですわ』 ……五月蝿い。 『私、感情表現は苦手ですけど、もう提督には嫌悪の感情しか出ないわ』 五月蝿い。 『大井っちが言った筈だよね? 裏切ったら沈めるって。まあ今の提督には弾薬使うのも勿体無いんだけどさ……』 五月蝿い! 『だからさ、沈んだ大井っちのいる海は触らないで、どこかで飛び降りてよ』 五月蝿いっ!! …………………… ………… …… 「……っ! ……っ」 口をぱくぱくさせるが、思うように声が出なかった。 自分の意識が静かに浮上した今、既に動悸は不健康なまでに著しく激しい物になっている。 自分の中では悪夢に分類されたそれは、不本意ながら脳に深く刻み込まれてしまった。 大勢の艦娘らに糾弾され、下衆を見るかのように酷く濁らせた目で自分を見限ったのち向こうへ行ってしまう夢。 背景もまた自分の今の精神状態を表すような、荒んだ灰色であった。 勿論これは実際に起きた事ではないのだが、これから起きる正夢と言う奴なのではないかと勝手に恐怖する。 ――唯の夢じゃないか。馬鹿馬鹿しい―― 精一杯の虚勢を張ってそう自分に言い聞かせ、 目から距離のある真っ暗闇が広がる天井から逃げるように寝返りを打ち、布団を頭まで被る。 明日も仕事なのだ。睡眠時間は今しかない。 それなのに……。 ――"飛び降りてよ"―― 虚勢は虚勢にしかならなかった。 布団を被ろうが瞼を閉じようが、夢の余韻は絶たれず、瞼の裏で尚再生し続ける。 寝付こうと数分そうしていても動悸は収まらない。 耐え切れなくなった自分はやがて飛び起きて軍服を羽織り、 私室を飛び出し執務室箪笥の一番動きの悪い引き出しに組み付く。 その中のまた一番奥の陰った隅に置いている物に手をつけた。 そして、多くの艦娘が眠る庁舎を抜け出した。 …………………… ………… …… 「……あら?」 大破入渠から復帰し、どうせなら添い寝でもしてあげようかと思い立ったがマルヨンマルマル。 支援艦隊として敵艦隊の隅から忍び寄るくらいに気をつけて一切の音を殺して扉を開けたが、 その向こうにはまず音を立てる物が何もなかった。 ベッドの中がもぬけの殻だ。 その文字通り脱皮でもしたみたいに、布団が乱雑に床に放られている。 今の時間はマルヨンマルマルを過ぎた頃。 休養の時間真っ只中のこの時間に私室にいないとなると。 ――いた―― 魚雷発射管を外した代わりに足に装着した探照灯が、寂れたベンチを照らす。 誰もいない、空高くそびえる敷地内の明かりが届かないそのベンチに、その人はくたびれたように腰掛けて項垂れていた。 軍帽を被らない提督が、面倒臭そうに座ったままでゆっくりとこちらへ振り向く。 「…………」 元からなのか、探照灯が眩しすぎるのか、提督は弾薬よりも目を細めて眉間の皺の明暗を強く表していた。 背もたれからは紫煙がくゆり、一層この人の今の状態が良くないことを表す。 「修復が終わったなら寝なさい」 口を開けば、普段の調子に靄がかった声が発せられた。 そんな声の提督の追い払う命令は、私の耳には届かない。 傍まで近づくと足に装備した探照灯がこの人を照らさなくなり、 月明かりさえも雲で塞がれているので視界はほぼ漆黒の青に染まるが、 見下ろすとベンチの上で小さな火が灯っているのが分かるので、それを取り上げるのに難はなかった。 案外この人は抵抗しない。 私はそれを地面に叩きつけて、艦底である丈夫な靴で踏みにじる。 「何のつもりだ」 この人の声に静かな憤りが含まれた。 玩具を取り上げられただけでそんな声に変わるなんて、子供みたい。 「また買ったんですか」 「……さあね」 この人は私の追求には応じようとしない。 斜に構えている、ように見せかけている証拠だ。 「提督が煙草なんか吸っているようじゃ、私達が提督を守る意味がなくなるんですよ」 「お前等が守っているのは国民だろ」 「提督は国民ではないと言うんですか?」 立って向き合おうとしない提督に追求はやめない。やめてはいけない。 確かに国民を守るのが私達の使命だけど、それ以上に守りたいものがあってもいいじゃないですか。 駄目だと言うのならそれは私達艦に自我を持たせた神様にでも言って欲しい。 理論の伴っていない言葉しか返せないこの人は今虚勢だけで保っている。 この姿勢を撃ち崩すべく、私は敢えて辛辣な言葉を並べ立てる。 「提督のこんな姿を他の艦が見たら、どう思うんでしょうね」 「五月蝿い」 「悩むのは誰しもあると思いますけど、それを誰にも打ち明けないで自分の体を傷つける提督は、軟弱で臆病者です。 なんでこんな人が提督なんかやっているのか甚だ疑問です」 「……っ」 斜に構えているというか、この人は逃避しているだけ。 遂にはこうして顔さえも逸らして再び項垂れてしまったこの人は、ただ臆病なだけなのだ。 この人のこういったところは呆れるし腹立たしいけど、一番気に入らないのはまた別のところにある。 「結婚までしたのに水臭くありませんか」 「お前にぶつけたって何もならん」 「提督にとって結婚とはなんなんですか。強い絆を結んだのは私の思い上がりだったんですか」 「…………」 「……はあ」 溜息が零れる。 以前からも度々提督のこうしけた姿は見てきたけど、 今のような関係ではないそれまでは煮え切らない思いのままあまり注意してこなかった。 しかし今は違う。 もうそれまでとは違い、嫌な事悲しい事をぶつけ合っても何ら問題はないはずですよね。 もっと私を頼ったらどうなんですか。 仕事の補佐をするだけの秘書以上に頼ったらどうなんですか。 「こっちを向いてください」 「……? んむっ……」 …………。 「ぷぁっ、おま、いきなり……!」 「何かあったら煙草に当たるのはもうやめてください」 「キスの味が煙草臭いのは嫌ですから」 悲しみに暮れる夜もそろそろ更けてきた。 水平線から顔を出そうとする日の淡い光の下、 隙だらけな提督の驚いた顔を尻目に、提督のポケットの中の紙の箱を力の限り握り潰した。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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353 :鎮守府慰安労働 小ネタ:2015/12/17(木) 02 15 38 ID mOdTVJrk 「あの、東さん。こんなことは良くないと思うんですが……」 「そう言うな。俺だってできればこんなことはしたくない、だが必要なことだ」 「確かにそうかもしれませんが、こんなことをするなんて」 「俺が頼んだことだ。それに海風も手伝うと言ってくれた」 「そうですけど。うぅ~……」 恥ずかしそうに顔を赤らめ、東をなだめようとする海風の抵抗も無意味に終わった。 椅子に腰掛けた状態の海風の前に跪いた東は、落ち着き払った声と共に腰を折る。 思わず内股になる海風の表情は、今にも火を吹き出しそうなほど真っ赤だった。 普段の落ち着いた姿はどこにもなく、ただ羞恥に身もだえする可愛らしい少女でしかない。 それもそのはず、あろうことか東は海風の太ももの間に顔をうずめているのだ。 あえてどちらも口にはしていないが、海風の下着ははっきりと見えてしまっているだろう。 しかし見えることも見られることも互いにわかっていて、意識しない方が無理である。 細くもちょうどよい肉付きの海風の太ももに東が触れるか。 あるいは太ももどころか下着に東が触れてしまうか。 どちらにしろ海風からすれば経験したことのない状況であり、堪えがたい羞恥に襲われていた。 しばらく東の頭を押さえていた海風が、羞恥に耐え切れずに口を開く。 「せめて入渠だけさせていただけませんか? 遠征帰りで汗かいてるんです」 「それでほのかにスカートの中が温かいのか。むしろそれがいいとすら感じてしまう」 「もういやです~! やっぱり変態さんじゃないですか」 「……それを確かめるために手伝ってもらってるんだ」 不意に我に返った東は、体を起こして海風を見上げた。 改めて目が合うとお互いに気恥ずかしくなったのか、ごまかすように視線を逸らす。 事の始まりは東が青葉に襲われた際、脚フェチに目覚めてしまったのではないかと言う疑心である。 慰安夫として様々な権限を新たに与えられた東だが、おかしな性癖に目覚めたくはなかった。 浦風、青葉、大和とそれぞれの艦娘との関係は、どちらかというと東は襲われた側である。 しかしその一方で“よかった”と思わないわけではなく、肯定したくはなかった。 そのため海風に確認を取ってもらいたいといったのが始まりで、事ここに至る。 +後書き 354 :鎮守府慰安労働 小ネタ:2015/12/17(木) 02 16 42 ID mOdTVJrk 続けたいけど続くかどうかわからない そもそも海風が未着任だから性格があってるかもわからないので、キャラずれてたらごめんなさい というわけで話が続いたらまた書きに来ます、それでは これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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78 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 19 30 26 ID LYQoKMoQ 私はここに赴任して半年の艦娘です。 前線の移動に伴い本土を飛び出して、同盟国に配置された某基地にて勤務する事になりました。 それは別にいいのですが、困ったことに南洋の風に当てられたのか、日本を離れ寂しくなったのか、司令官さんがかなりの女好きへと変貌したのです。 仕事中にも私の胸の谷間を見たり、触ったりしてくるのですが、最近になって外食に誘われるようになりました。 私は「日本にお待ちの方がおられるでしょう」と言って断ってましたが、何度も誘われたので、しかたなく行くことになりました。 かなり飲んでしまい、司令官の車で帰る途中に、「明日は非番だし、もう一軒どうかな?」という誘いに、酔いが廻っていたこともあってか、断るべきところ 「ええ、構いませんよ」と安易に了承してしまったのです。 今思えばそれは最後の確認だったのでしょうけれど、それを酔いを言い訳に私は受けたのです。 今では外から来た軍人しか利用しない元観光客向けのオープンバーに到着し、メインバーより離れたテーブルに通されました。 一杯、二杯飲み、たわいない話に盛り上がって、 もうそろそろ帰る時間かしら?と思った時、司令官が私の手を触ってきました。 彼は無言で手を絡めて、私を見つめてきたのです。 その瞬間、私は艦娘としてではない本能のまま、彼の唇に自分の唇をあわせていました。 お互いを人として欲している感じが伝わるほど舌を絡ませ、音がクチャクチャと聞こえ、私は知らない間に、彼のひざ上に乗っけられて囁かれた一言に、黙ってうなづいたのです。 部屋に入り、ソファ-に座らされ、服に艤装を脱がされ、下着も外され通信エラーが発生した為、 お手数ですが、オンラインゲームトップより ゲームの再開をお願いいたします。 79 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 19 39 08 ID T8KF2H8Q 78 そういう背徳もの大好き!!ねぇ大好きだから!!最後まで書けよおい!!大好きだから!! 80 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 19 49 38 ID RzBguBGI 78 一瞬何が起こったかと思ったwww 81 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 20 03 14 ID s8drXE1Y 78 このやろうwww 82 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 20 58 36 ID PN4MuKQs 自然すぎて一瞬続きを探しちまったじゃねえかこの野郎w 83 :名無しの紳士提督:2014/08/24(日) 22 17 46 ID HteUtQEA イイハナシダッタノニナー 自然すぎて理解するのが遅れたWWW 84 :名無しの紳士提督:2014/08/25(月) 04 48 42 ID Vzk5uU1M リロードしなきゃ…(使命感) これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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この関係をなんと例えようか。 只の傷の舐め合いか、気持ちの伴わない行きずりの性交か、はたまた気が狂った者同士の気の狂った行動か。 いずれにしろ、コンクリート打ちっぱなしの壁にベッドのみが置かれた殺風景な部屋で叢雲と提督は事に及んでいた。 そそり立ったイチモツに舌を這わせて、時折反応を見るように上目使いで提督の顔を窺い、愛撫する場所を変えていく。 裏筋へ啄むように口付け、舌を這わせれば、提督の口からくぐもった声が漏れ出す。その様に満足げに口を歪ませて、トロトロと体液が溢れ出るそこを舌で舐める。 軽く歯を立てると流石に痛いのか、提督の口から非難の声が上がる。謝罪の言葉を述べながらくすくすと笑えば、呆れたような言葉と吐息が返ってくる。 気をつけるわ、と返しながら、亀頭をくわえ込み、右手で竿をしごきあげる。わざとらしく水音を立てながら、時折奥までくわえて、全体を舐めあげていく。 何度も及んだ仲だ、相手のどこをどうすればたまらないかは既に知り尽くしている。 いよいよ射精に至る、というところで不意に叢雲がフェラチオを止める。 どうしたのかと提督が訝しげな視線を送っていると、上に跨がりこっちの方が好きでしょ?と自身の割れ目に自身の割れ目に亀頭をあてがう。 まだ毛の生えていないそこは既にしとどに濡れており、幼さが残る身体と酷くアンバランスだった。 くちゅりと亀頭を叢雲の中へと入れてやれば、彼女の口から短い喘ぎと息が吐き出される。 その口に食らいつくように口づけながら、腰を一気に進める。 腕の中で跳ね上がり、上へと逃げようとする叢雲の身体を逃がさないように抱え込んで、対面座位の体勢を取りながら、少し乱暴に揺さぶる。 舌を絡めて、軋むベッドと接合部から聞こえる淫らな音を聞きながら、貪る様に動きを速めていく。 絶頂の寸前、背中に爪を立て名を呼ぶ叢雲に抱き締める力を強めながら、提督は彼女の中へ精を吐き出した。 いつまで続くのかしらね。 性交のけだるさに包まれながら、叢雲がぽつりと呟く。 お互いが飽きるか、あるいは死んだ時だろうな。 サラサラと叢雲の髪を梳いていた提督が興味なさげに応える。 ふぅん、とどことなく不満げにする叢雲に提督は事も無げに続ける。 どんなに愛し合って体重ねようと、別れる時は一瞬なんだ。特に俺達みたいのはな。 戦場に出て、傷付いて、それでも帰ってこれてはいるが、それがいつまでも続くと保証はない。 お前が死んだら、すぐに忘れてやるさ。と嘯く男にでしょうねと返しながら、身体を寄せて瞼を閉じる。提督もそれに倣って、目を閉じる。 この関係を何と例えようか。微睡みながら思う。 恋人と呼ぶには疎遠で、行きずりにしては情が深くなりすぎて前にも後にも進めやしない。 (ああでも、もうどうでもいいか) 考えた所で何かが変わるわけでもなく、身近に自分以外の体温を感じながら、どちらからともなく眠りに落ちていった。
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467 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/03/16(月) 00 17 42 ID 2t3n4lZQ 1回目の絶頂の後も、容赦は無かった。 陸奥の柔らかな唇が彼女のそれに重なる。甘い大人の味、同姓との倒錯に酔った瞳が陶然となった瞬間、陸奥の舌が右の耳を捉える。 右と左の耳穴を同時に陸奥の舌に犯され、ぴちゃ、くちゃ、という音で脳内が一杯になってゆく快楽とくすぐったさに思わず彼女は声を上げ、 全裸で転がった寝台の上、持ち上げられたままぴんと伸びた両足の指先を、陸奥の手指と舌とが丹念に一本ずつぴちゃぴちゃと犯し続ける。 やがて軽く開かされたままとろとろに熱くなってしまった中心に、陸奥が形の良い唇をぴったりと付け、啄むように同姓の性器、花弁と秘芯とを吸い始める。 思わず仰け反った頭を受け止めた陸奥に、両手を頭上で軽く拘束されたかと思うと、左右から胸を押し付けてきた陸奥が両方の脇の下をちろちろと舐め上げ、 快楽に揺れる彼女の乳房を細く美しい指先で撫でさすり、色づき勃ちあがった先端をつまみあげ、嬌声を上げさせながら逃げ場なく絶え間なく愛撫する。 大きなベッドの上、6人の陸奥が。 6対の柔らかく揺れる乳房が。 6つの艶かしい舌が、12本のしなやかな腕が、60本の白魚のような指が全身同時に与えてくれる快楽は、 とてもとてもこの世のものとは思えないほどで。 普段の姿は何処へやら、雌犬のように息を荒げ、だらしなくピンクの舌を伸ばし唾液を滴らせた中央の娘の口腔は絶え間なく甘く呻き。 背を反らし髪を振り乱して感じる裸体は、陸奥たちに全身に与えられる絶頂に汗を散らし、悶え、脳を痺れされる快楽に震え続けた。 本来は解体か強化材料に回されるはずであった彼女たちを、文武に強く美しい、息の合った警備や雑務にと提案したのは誰であったか。 だが元々、強い情熱の火種を抱えた性格でもあり、それが6隻。与えられた古い地下室での、自発的な特別『施設』運用開始までに時間は掛からなかった。 必然的に強い緊張を強いられる、年頃の娘の集う鎮守府に、その『施設』その『火遊び』は全く公然の秘密として根付いた。 噂では提督までも人目を忍んで訪れることがあるという。 そして、今夜も。 快楽の予感に、熱い火遊びの期待に胸を高鳴らせた艦娘の手が、そのドアをノックする――。 468 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/03/16(月) 00 18 21 ID 2t3n4lZQ 文字通りむしゃくしゃして書きました後悔はしていない むっちゃんに恨みはない ながもんにも罪はない たぶん全部ヒエーが悪い 469 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/03/16(月) 00 51 36 ID SBhCJjL2 468 GJ! これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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859 :名無しの紳士提督:2016/05/08(日) 19 43 56 ID 2EwOJXRQ こんばんわ。今日は母の日ですね 母の日とは全く関係ありませんが、 でもwikiにて「母になってくれるかもしれない女性だった」 と言われたりしていた春風ちゃんのSSを投下します 注意点といたしましては 独自設定がいつもにもまして多い 艦娘に独自の本名設定を付け、その子を呼ぶときに本名で呼ぶシーンがある 星座ネタがとにかくくどい 非エロ。だけどちょっときわどそうな描写もあってR-15かもしれない といった感じです NGは「春風と共に」でお願いします 860 :春風と共に:2016/05/08(日) 19 47 14 ID 2EwOJXRQ 「司令官様、第五駆逐隊、お呼びでしょうか?」 俺を司令官様と呼んだ女性は春風。 歳の頃は俺とは干支が一回り分も離れた18である。 髪型が俗に言うドリルヘアーでありながら、 召し物は大正浪漫を思い起こさせるようなものと、 和洋折衷というものを醸し出していた。 胸も尻も彼女の大和撫子的な慎ましさを表すかのような大きさだった。 そんな彼女はかつて太平洋戦争を戦い抜いた伝説の駆逐艦、神風型三番艦春風の艦娘である 「ああ、君に渡したい物があるんだ」 「えっ?わたくしですか?」 「そうだ。これを君に…」 「あっ、はい。これを…わたくしに…!?」 「ああ…俺からの……な……」 「あ……ありがとうございます。わたくし…大切に…します…… あなた様からの贈り物を…ずっと……ずっと…………」 彼女は俺からの贈り物を涙を流しながら、心から嬉しそうに受け取ってくれた。 俺は一糸纏わぬ春風を抱いていた。 『痛っ!…くうっ……』 『すまない、大丈夫か?血が…』 『大丈夫です……だから、わたくしに遠慮なさらずに……』 『わかったよ…』 俺は血を流しながらも俺を受け入れてくれる彼女の言葉に甘えたのだった………… 861 :春風と共に:2016/05/08(日) 19 48 26 ID 2EwOJXRQ 「…………ん…………」 俺は目が覚めた。ふと時計を見るとまだ12時をまわっていなかった。 最後に確認したのが10時半の少し前だから約1時間ちょっとしか寝ていない事になる。 「夢か……」 そうだよな。俺が春風と結ばれるなんて事はないよな。 俺は彼女にケッコンカッコカリの為に指輪を贈ったけど、 それはあくまでも【ケッコンカッコカリ】というものの為に贈った物だ。 最高まで鍛え上げられた艦娘の強さを更に引き出すシステムで、 その為の道具が指輪だからケッコンカッコカリという名前がついたとか。 まあそこら辺は真偽不明だからあまり深く考えるのはやめておこう。 ちなみにケッコンカッコカリは強さを引き出す以外にも燃費を抑えられるという効果もあり、 大半は戦艦娘達に渡されるものだが、貴重品であることもあり、俺は春風にだけ渡した。 俺は彼女の事が好きだからこそケッコンカッコカリをした。 俺は比較的ケチな面もあるが、もし指輪が手軽にたくさん手に入るようなものだとしても、 俺は任務で手に入れた指輪だけは彼女に与えていただろう。 何故俺が彼女に惹かれたのか。彼女は生まれた日が駆逐艦春風の進水日と一緒で、 星座がどちらも太陽星座も月星座も射手座だ。 射手座は言い伝えでは蠍座の心臓アンタレスを狙っていると言われている。 彼女の側にいると春の風にあたっているかのように心地よい気分になれる。 産まれた時に太陽と月に天の蠍が座していた俺のハートが彼女に射抜かれたのも当たり前だろう。 ……まあ、とにもかくにも俺と春風が男女の関係になったというのはただの夢だ。 結婚ではなくケッコンカッコカリの関係で男女の関係になるなんて事は流石に俺には出来ない。 男女の関係となるのなら…というか貞操を捧げるのなら なるべくなら将来を共に歩いていく人じゃなきゃ嫌だ。 そして相手にも俺と同じ貞操概念を持つ事を求めたい。 だが今の時代にそんな我が儘言ってたら結婚出来ないだろう。 どこかで妥協する事も人生には大事かもしれないからだ。 そもそも彼女が夢の中と同じように清らかな乙女であるとは限らない。 そうでないとも言い切れないが、俺にわかる話ではないし、 彼女が俺の事を司令官様としてではなく、一人の男として好きかも不明だ。 まあいつまでもこんな事を考えていても無意味と思った俺は夢の続きを見ようと再び目を閉じた。 「司令官様、おはようございます」 「おはょ…」 「あら?元気がないようですが…」 「うぅ、すまない昨日はあまり眠れなかったからな…」 あの後俺は2時間くらい眠れなかった。 興奮してしまってか、悶々とした事ぱかり考えてしまったからだろう。 「何か怖い夢でも見てしまったのですか?」 「夢…ね。別に怖い夢なんて見なかったさ」 嘘は言っていない。見なかったのは怖い夢であって夢そのものではない。 さすがに本当の事は言えないだろう。 「実はわたくしも少し寝不足で……夢を見ていたせいかもしれません」 「夢を見てた?」 「司令官様、春風が見た夢を聞いてくださいますか?」 「なんだ?」 とりあえず眠気と戦いながら話を聞こうとした。 「わたくし、夢の中で怪我をしてしまって…」 「!?」 俺の眠気は吹っ飛んだ。俺が見た夢とどこか合致するような気がしたからだ。 「それでね、司令官様……?寝てしまったの?」 眠気が完全になくなった俺だったが、妙な反応をしてはいけないと狸寝入りをした。 昨日のあれは夢だ……夢なんだ……夢なんだよ! 俺は心の中で繰り返しながら、大淀が来るまで狸寝入りをしていた。 それから数ヶ月が過ぎた。あれ以降特に何もなかった。 どうやら彼女が見た夢は普通の怪我をした夢だったようだ。 俺が見た夢が実は現実だったなんてオチはない…… そう思った矢先に彼女から相談を受けた。 「司令官様、お忙しい中申し訳ありません」 「気にしないでくれ。私に出来る事ならなるべくしようと思う」 「すみません。では少し恥ずかしいですけれど聞いてください。 実はわたくし……司令官様とケッコンカッコカリをしてから生理が来ないのです……」 「……え……」 俺は耳を疑った。まさかあの時に見た夢は夢じゃなかったのか…… 俺は名家の令嬢を傷物にしてしまったというのか………… 「……でね、お医者様に相談したら……」 今の俺には春風の言葉がほとんど頭に入って来なかった。 入ったとしてもすぐに抜け落ち、ほとんどが頭に残らなかった。 駆逐艦娘春風。彼女の本名は【春 風花(あずま ふうか)】。春と書いてあずまと読む珍しい苗字だ。 春家は鶴舞(名古屋の地名。駆逐艦春風が進水した京都の舞鶴とは当然別)に代々続く名家であり、 それゆえに春風の立ち振る舞いにも品の良さが現れているのだろう。 俺も生まれは一応名家といえば名家かもしれないが躾なんてあまりされずに (というかほとんど無視していて)好き勝手生きてきて、 提督になる時に教育を受けて何とか身につけたものの、根っこの部分ではあまり品がない。 そんな俺が名家の令嬢と釣り合いなんて取れるはずがないし、 ましてや婚姻関係すら結んでいないのに肉体関係を持って傷物にしてしまい、 そして身重な体にしてしまった…… いや、これは相手が名家の令嬢だろうが一般家庭の女の子だろうが関係ない。 …………この期に及んで言い訳をして逃げるなんて事はしない。 言うべき事はきちんと言うが、それでも俺は責任逃れなんて……するものか! 「春風……いや、春風花!」 「!?」 突然艦娘としての名前ではなく本当の名前で呼ばれたからか彼女は驚いていた。 「全ては俺の責任だ…!」 「し…司令、官……様………?」 「君を傷物にしてしまい、挙げ句身重な体にしてしまった。 はっきり言って男として最低だ」 「え……ええ……?」 「あの日の事を単なる夢だと思い込んでいた為にこんな事になってしまった…… だが夢ではなく現実だった……俺は夢と思っていた事を理由に逃げはしない。 許してくれだなんて言わない。取れる責任は俺が全て取る。だから……」 「…………あの……話が全く見えて来ないのですけど……」 「……………へ?」 「どのような事があったのか、わたくしに教えて戴けないでしょうか?」 不思議そうな顔で俺を見つめる春風。 彼女は俺に責任を取らせに来たんじゃないのか? 頭の中で出来上がっていた事と現実の違いに、俺の頭は大混乱していた。 「あの日、そのような夢を見ていらしたのですね。 大丈夫です、御心配なく。それはただの夢ですわ」 「だけど生理が来ないからって医者に行って…」 「別に赤子を身篭ったとか、そのような事はありません。 お医者様に診てもらったところ、ただの生理不順でしたわ。 ケッコンカッコカリをした艦娘にはたまにあることと聞きましたが」 「つまり君は大丈夫……って事、か?」 「ええ。御安心下さい」 「よかった……かな……」 春風が妊娠していないと知って俺は胸を撫で下ろした。だが妊娠をしていなくても… 「それと、もう一つ。わたくしは生まれてこのかた、 如何なる殿方にも身体を許してきませんでしたわ」 俺の心中を察したかのように答えたそれは 俺が過ちを犯さなかったと言っているかのようだった。 相手の自己申告だから絶対とは言えないが、 少なくとも俺とは何の関係もなかったのだろう。 「……もしよろしければ…御確認、致しますか…?」 またもや彼女は俺の心中を察したかのように………ってちょっと待て! 「待ってくれ。君は自分が何を言っているのかわかるのか!? 女の子の大切なものを私のような男に見せようとするなんて!? 私が医者ならともかくただの人の俺に見せていいものでもないだろう。 そういうものは、将来の旦那様にだな…」 なんか自分の考えを押し付けている気もするが、言わずにはいられないのが俺だ。 「……あなた様では、駄目でしょうか……」 「…俺が、か……」 それは想像していなかった… いや、想像していて駄目だった時に絶望するのが怖いから想像しなかった言葉だった。 「わたくしは前々からあなた様のことを御慕いしておりました。 いつもわたくしと一緒にいてくれて、いつもわたくしのために頑張ってくれていて……」 俺は彼女の側にほとんどの場合にいたのだが、彼女はそれを善しとしていたようだった。 「それに…あなた様の先程の言葉を聞いて、 きっとわたくしとずっと共にいてくれると思うと……」 感極まらんばかりの声で俺への想いを伝える彼女。 もしここで拒絶すれば彼女は壊れてしまうだろう。 ……射手座の元となった神話に出てくるケイローンは その最期は不死身故に毒に苦しみ続けるというものだった。 その神話の毒はヒュドラの毒だったわけだが、 春風……いや、風花は蠍座の俺の毒を受けた射手座の女。 害成す毒は量によっては害成さぬ薬ともなるが、 もし俺が拒絶したならばそれは苦しみを産む猛毒となり、彼女を永遠に苦しめ続けるだろう。 ……まあ能書き垂れたけど、俺には拒絶する気なんて全くない。 同情とかそんな感情などは一切なく、昔から好きだったからだ。 「…………あなた様の気持ちを教えて下さい…… もしあなた様が迷惑を感じるのならば、 わたくしは一生この想いを胸に閉じ込めて生きていきます…………」 今にも消え入りそうな声だった。 彼女が俺に想いを伝えてくれたのなら、俺も想いを伝えなければならない。 もう誤魔化す理由も、押し込めておく理由もない。 「……君の気持ちを知る事が出来ずに俺は前に踏み出せなかった。 でも、君の気持ちを知った今もう迷いはない。 今こそ伝えるよ、俺の本当の気持ちを。 風花、俺は君の事が好きだ。俺は君がいるから今まで頑張って来れたんだ。 だからこれからもずっと、俺と共にいてくれ……」 「……………………」 「……………………」 「…………ありがとう……ございます…………」 今にも消え入りそうな雰囲気さえしていた彼女の声だったが、 俺の告白を聞いて涙声になった。 だけどそれは悲しみの気持ちではなく、喜びに満ちていたものだった。 彼女の顔が満開の花のように綺麗な笑顔を見せていた。 そしてどちらともなく顔を寄せていき、唇を重ね合わせた。 唇は柔らかくて、春風のように暖かかった。 俺達の初めての口づけは、少ししょっぱいけど、とても甘いものだった。 そして俺達はケッコンカッコカリではなく、本当の結婚をした。 これからの道も決して平坦なものではないだろう。 もしかしたら今まで以上に苦しい事があるかもしれない。 だけど気持ちの通じ合った二人ならきっと乗り越えられるはずだ。 だから俺達は生き続けるんだ。 そう――――春風と共に―――― 《終》 +後書き 868 :名無しの紳士提督:2016/05/08(日) 20 06 07 ID 2EwOJXRQ 以上です 今回は最初はエロシーンもあったんですが 書いているうちにそれらのシーンは蛇足っぽくなってしまうと思い 冒頭などの描写に修正を入れて非エロ作品にしました ちなみに今回の話を思いついたのは ケッコン後の母港ボイスをエロく妄想したのが原因という 完成したSSから見ると若干の本末転倒っぷり…… それではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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241 :名無しの紳士提督:2015/11/20(金) 16 04 13 ID aqrY.AYI 読書の秋(読書とはいってない) 漣「潮ちゃ~ん、ほーれ♪」←エロ本ガバー 潮「ひゃああああん!? こっこここれ、おとこのひととおんなのひとの」 漣「子作りだよ子作り♪ こんな太くて長いのがはいっちゃうんだね~、いやー女体の神秘っすわー」 潮「こっここここんなにおっきいの……すごい、全部ずっぽり入っちゃうんだ」 漣「サイズ差あるとキツいっぽいけどね~。漣達駆逐艦だと、オトナの男性のを全部は厳しいかな?」 潮「や、やっぱりそうですよね……(シュン」 漣「だーじょぶだって♪ カレのが大きくてもね、全部受け入れちゃう裏ワザがあるの!」 潮「裏ワザ???」 漣「ずばり、子宮セックス! 赤ちゃんの部屋にお○ん○ん入れて貰えば、5センチくらいなら深く咥え込めるんだって」 潮「えええええっ!? しし子宮って……」 漣「勿論、いきなりは入らないけどね。カレに時間をかけて優しく拡げて貰って、一番奥まで挿入されたら凄そうじゃない? 子宮の中で精液びゅーってされるとね、女性としてこの上ない幸せと快感を感じるらしいよ?」 潮「て、提督に拡げて…優しく…ナカで……だ、ダメダメダメっ! そんなの恥ずかし過ぎるよぉ~~っ!!!」 曙「漣! アンタ潮が素直なの良いことにオモチャにするの止めなさいよ!」 漣「いや~潮ちゃんは反応がウブで可愛くって♪」 漣(まあ実行に移す勇気は無さそうだけど てか普通に考えて入らないし、さすがに気づくっしょ) 数日後 提督「曙が怪我!? 大丈夫なのか?」 大淀「ええ。何でも部屋で遠洋航海時の体裁きの練習中、転がっていた菜箸を踏みつけてフラつき、近くにあったタンスの角に頭をぶつけて よろけたと思ったらベッドの角に脛を打ち付け、バランスを崩して尻もちをついたところに 丁度先程躓いた菜箸が転がっていて……それが刺さったとか」 提督「お、おぅ」 漣「マジかよ……」 +後書き 242 :名無しの紳士提督:2015/11/20(金) 20 10 55 ID f007pBQw 曙ォ… 243 :名無しの紳士提督:2015/11/20(金) 20 58 06 ID 7SCvDW1A 乙です。なんだかんだで漣の言うことを一番素直に信じてるのがねw 244 :名無しの紳士提督:2015/11/20(金) 21 21 13 ID Kz/BSRGk 偶然お尻に乾電池が入りました的な何かww乙です これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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瑞鶴ちゃんインカミング! 第0話 左の山から書類を取ってページをめくる。大事なところはメモを取り、確認のサインをしてから右の山に乗せる。 左の山から書類を取って、以下同文。 それが済んだら左の山から書類を取って、以下同文。 見てるぶんには単調なことの繰り返しでも、提督である俺のデスクに届く書類に、おろそかにしていいものは一つもない。 この鎮守府にある参謀、軍医、主計、造船、兵器、建築の主な6つの部署からの情報はそのまま、いま行われている海の覇権を賭けた戦争のゆくえだけじゃなく、 深海軍と呼ばれる謎の生命体と戦う主戦力である、艦娘たちの命も左右する。 俺がいま読んでいる造船部と兵器部からの技術報告書は、きょう読んだ中ではとくにいい情報だった。 内容は、二人の艦娘に試験的に『改良型本式タービン』と『強化型缶本式缶』を併設する改装は、艦娘それぞれに搭載できる兵器の数が許すかぎり積極的に勧めるとよい、とのことだった。 試験に参加した島風と金剛の2人は弾幕回避訓練で驚くような機動性を見せ、とくに島風は敵役の重巡艦娘6人が本気で速射する模擬弾を髪をなびかせてスピードスケートのようにかわし、 金剛も高速戦艦と言うだけのことはあって、かなり熟練した駆逐艦娘なみの動きを見せたらしい。 (よし、これは覚えとこう。タービンと釜か。待てよ、装備数を制限するなら載せる兵器は火力と質を向上させる方向で・・・・・・) そんなことを手帳にすばやく書き込んでいる俺の真正面から、わたしは不満ですよというトゲだらけの声がした。 「ねーえー、提督さんってばー」 書く手を止めてその方向を見れば、机のへりに組んだ両腕とあごを乗せ、なんだか怒ったような目つきをした女の子がいた。 淡い鉄灰色の髪を白いリボンでまとめ、薄茶色の大きめな瞳がいかにも不満ですよ、という風情を見せるその子に向かって、俺は答える。 「なんだ、瑞鶴」 「もう、やっと気づいた。なんか瑞鶴、ちょっと退屈なんだけど」 「茶なら、もういいぞ。お前がヤカンでたくさん淹れてくれたしな」 俺の足もとには、麦茶入りのヤカンが置いてある。仕事始めに瑞鶴が「こんだけあれば、午後までもつでしょ?」と言ってこしらえたものだ。 この娘は要領がいい。ふだん茶のうまいまずいを問題にしない俺にとっては、結局ヤカンに水でも茶でも、何かノドを潤すものが入っていれば十分なのだ。 「お茶の話じゃないよ。あ、ねえ提督さん。お茶菓子でひと休みする? 間宮さんのおいしいヨウカンが」 「まだ9時過ぎだ。こんな朝から甘いものは食えん」 「じゃあ、朝ご飯は? お茶漬けとかなら秘書艦室のキッチンで作るよ? 今日はお米がじょうずに炊けたし」 「昼飯までいらん。自宅を出るとき食ってきた」 こう答えながら書き込みを終えた俺が手帳をぱたりと閉じるタイミングで、最高潮のふくれっ面になっていた瑞鶴が小爆発を起こした。 「んっっっも――――ッ! あたし秘書艦なのにぜんぜんお仕事ないじゃない!! ふてくされちゃうぞ!!!」 「退屈のなにが悪い。比叡を見習え。あいつはたいがいそこのソファで寝ているぞ」 「比叡さんはそうでも、あたしは何かしたいの。何か言いつけてよ」 (要するに元気いっぱいという事か。なるほど) こういう艦娘はとにかくいろいろこなして俺の負担を省こうとしてくれるが、一週間でローテーションする秘書艦の仕事に休養の側面があるのに気づけない娘が多い。 「わかった。それならこの書類を、それぞれの部署へ返しに行ってくれ。この3つは造船、この2つは主計、この4つは兵器。これは軍医と建築だ」 「それだけだとすぐ終わっちゃうよ」 「俺がゆうべ家で目を通した分がある。いまから分けるから、間違えずに持って行け」 と言って、俺が机に置いた風呂敷包みのどっさりした重みを見た瑞鶴が(うっ)という顔をした。 「この5つは参謀部。表紙に赤字でトクヒと書いてある分は参謀長か、いなければ次官に渡す。赤字がない2冊は参謀部出向の大淀に渡せ。この2つは主計局長だ。 さっきの2つといっしょに『裁可済み』のザルに放り込んどけばいい。それから、各部署にある『執務室行き』のザルに入ってる書類を忘れずに持ってこい」 書類と俺の注文の多さに最初はたじろいだ風でも、持ち前の要領の良さと負けん気が顔を出すのか、さっきより生き生きと書類を分けていく瑞鶴。 (これは確かに、ヒマそうにしているよりも動いていたほうがいいタイプらしいな) そう思う俺に向かってカバンと風呂敷包みを下げた瑞鶴が言った。 「用意できたよ、提督さん。まだ何かある?」 「んー。あると言えばあるな。正午までには戻ってこい。飯を食ったら、俺と造船部に同行だ」 「造船部? あ、そういえばドックで新しい船、作ってたよね。その子のこと?」 「造船妖精の使いが今朝、俺の家に来てな。建造時間が予定を大幅に超えてる。最初は長門級かと思ったらしいが、50時間を超えてもまだ仕上がらないそうだ」 「えっ。それって・・・・・・」 「ああ。お前の姉妹艦かもしれん。だから見せてやろうと思ってな」 最短18時間から最長60時間。艦娘の竣工にはこれだけの時間がかかる。今までこの鎮守府で60時間の建造のすえに完成したのはここにいる瑞鶴しかおらず、 かと言って赤城や加賀、蒼龍や飛龍と同じ時間をかけても造れない空母と言えば、もはや一隻しかない。 「ほんとに・・・・・・翔鶴ねえが来てくれるのかな、ねえ。来てくれるよね提督さん?」 「可能性は高いそうだ。俺にはよくわからんが、姉妹艦ってのは呼び合うらしいからな」 「わかった。うー、すっごい楽しみ! ほんとは今すぐ見に行きたいけど、提督さんの言いつけはちゃんと守るね。瑞鶴、行ってきます!」 それだけ言って元気よく執務室を飛び出してゆく瑞鶴。 窓を開けて、ちょっと短すぎる気がしないでもないスカートのすそとツインテールを揺らしながら鎮守府の建物から走り出していく後ろ姿を見送った俺。 「さて、昼までもうひとがんばり、するかな」 また書類をめくり始める前にひとつ思いついた俺は、電話を取って烹炊部門に回線をつなぐよう頼んだ。今夜はたぶん翔鶴型空母の加入祝いになる。鳳翔さんに頼んで、ちょっとは豪勢な食事を出そう。 新しい艦娘がやってくると、なんだかんだ理由を付けて食事会を企む俺みたいな提督がいるおかげで主計部から文句も言われるが、艦娘たちの福利厚生と思えば安いもんだ。 それが終わったら、昼飯のために腹を減らしておこう。瑞鶴のやつ、米がじょうずに炊けたと言ってたしな。 終
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パロ作品・死ネタ鬱ネタ有り 【艦これ】青葉「青葉、見ちゃいますから」 作者「ノースポイント人◆.CzKQna1OU」 この作品を読む 指定したページに飛ぶ 感想などコメントをお書き下さい 名前 コメント